大麦のヒミツ

食物繊維を摂るなら
大麦がおすすめ!

大麦は、世界で食べられている穀物で、古くから人々に親しまれてきました。日本では「はっ
たいこ」や「麦こがし」などがあり、主に和菓子の原材料として使われています。大麦の栄養
価の高さはとても優れており、β-グルカンという水溶性食物繊維をはじめ、ビタミンB群、カ
リウム、鉄分などの微量栄養素を豊富に含んでいます。食べて、美味しく、健康になれる食材
なのです。

大麦の4つのチカラ

1

腹もちがいい!

2

便秘の解消に役立つ

3

食後の血糖値が
抑えられる

4

ダイエット効果にも!

大麦を食べ続けると、ダイエットや生活習慣病対策などさまざまな健康効果が期待できます。例えば、白い小麦粉で作ったパンより、大麦で作ったパンのほうが胃や腸でゆっくりと消化されるため、腹もちが良く、満足感を得ることができます。また、大麦には、不溶性と水溶性の2種類の食物繊維がほぼ半量ずつバランスよく含まれています。不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収してふくらみ、腸のぜん動運動を活発にしてくれ、便秘の解消に繋がります。さらに、大麦に含まれる「β-グルカン」などの水溶性食物繊維は、腸内環境を整え、腸の動きをよくしてくれます。いつもの食事に大麦をプラスすることで、より健康的な食生活を送ることができます。

大麦の機能成分
β-グルカンとは?

大麦に含まれる水溶性食物繊維の大部分がβ-グルカンという成分です。近年、β‐グルカンが身体に良い作用をしていることが、科学的に証明されてきています。大麦のβ-グルカンは、粘性が強く、ゆっくり腸内を移動し、身体の中から健康をサポートしてくれます。

大麦は低GI食品

人の食事には、炭水化物や糖質が含まれています。それらは消化吸収されると、ブドウ糖に変化し、血液を通じて体全体へと運ばれていきます。この血液中に含まれるブドウ糖などの糖分はヒトが生きていく上で重要なエネルギー源ですが、急激に濃度が増減すると体に好ましくない影響を与えます。血糖値が上昇すると、インスリンというホルモンが分泌されます。血糖値が急激に上昇すると、大量のインスリンが必要となり、インスリンを分泌するすい臓に大きな負担がかかります。また、インスリンは脂肪の蓄積を促す作用もあり、肥満や糖尿病などの様々な疾病を引き起こす危険があります。そのため、血糖値の変化は上がりすぎず、下がりすぎず、常に一定の範囲内であることが大切です。

そこで重要な指標となるものが
「GI値」です。

GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、GI値が高い食品ほど血糖値は急激に上昇しますが、GI値の低い食品では緩やかに上昇します。血糖値の急激な上昇を抑えるには、GI値の低い食品を意識して摂ることが大切です。

食品のGI値

GI研究で最先端のオーストラリアのシドニー大学では、GI値70以上の食品を高GI食品、56~69の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義しています(グルコースを100としている場合)。

代表的な穀類食品のGIを比べると、精白米や白い小麦パンはGI値が高いのに対して、大麦は最も低い値を示します。大麦に含まれる食物繊維によって、腸内でゆっくり消化・吸収されることが要因と考えられています。

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