開発秘話

開発秘話

長年の研究開発で誕生した
国産大麦粉
バゲット・ヌーボー

国産大麦粉バケット・ヌーボーは、静岡文化芸術大学名誉教授で農学博士の米屋武文氏と、
日本大麦食品株式会社代表で元群馬製粉取締役の山口慶一氏が約7年間の歳月をかけて研
究開発し、誕生しました。

日本には
古くから使われた
「はったい粉」という
大麦粉があった。

日本には古くから「はったい粉」という大麦粉があり、和菓子などに使われてきました。
はったい粉で作ったパンは香りが良く、色味も良くなる反面、独特のエグミがあり、粒子が不ぞろいなことが欠点でした。
また、はったい粉は、180~250度の高温で焙煎した大麦を粉砕することで出来上がりますが、大麦を高温で加熱すると、粉のα化(デンプンを水と加熱すると糊状になること)が進み、水の吸水が悪くなり、パンにしたときに固くなってしまいます。そのため製菓製パンで使うことが難しく、⾧年、業界では大麦を使用することが避けられてきました。
そこで、焙煎温度や時間を変えながらα化しないタイミングを研究。さらに、大麦の産地にこだわり、粒の大きさを均一化することによって、製菓製パンにおいてダマになりづらく、粉と混ざりやすい、くちどけがなめらかなもちもち食感になるよう、試行錯誤を重ねました。

その結果、約7年もの歳月をかけて研究開発し、低温で長時間焙煎する方法をあみだし、大麦独特の香りと味の深さをお楽しみいただける商品ができあがったのです。

実際にパンを製造する際、小麦粉の10%をバゲット・ヌーボーに置き換えるだけで、
吸水力が約13%増えます。それにより、生地がよりもっちりしっとりとした食感にな
るのです。今では全国のベーカリーやパティスリーでバゲット・ヌーボーをご使用い
ただいております。

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